二度目のフランス留学、決意するまでの長い道のり(1)
またフランスへ行きたい、妄想ばかりの日々
再渡仏。
もちろん短期の旅行じゃなく長期滞在。そんな夢を見続けて数年。はじめの頃は、妄想ばかり。
それでも、思い続けてれば道は開けるとでも言うのか、少しずつフランスへ行って何をしたいのかが自分で見えてきて、最終的に決めたのは大学院留学。
自分のための記録も兼ねて、そこに辿り着くまでの道をまとめておくことにしました。
少しでも、同じように進む道に迷っている人への励ましにもなったら嬉しいです。ただ…本当に寄り道だらけなので、飽きてしまったら読み飛ばして下さい。
この記事の目次
7カ月のフランス留学から帰国→社会復帰への一歩
帰国直後は放心状態。フランス生活が楽しかったのと、日本に帰国するにあたって大きな別れもあり、すぐに社会復帰は無理でした。日本にいる自分が嫌で、日本の日常の風景全てが嫌に思える毎日。
何とか外出できるようになって、まずはハローワークへ失業手当受給の手続きに。7カ月もフランスへ行っていたのに、運よく受給できた条件は、
- 出発直前まで働いていたため、約2ヶ月間の受給資格が残っていたこと
- 離職理由が「契約期間満了」だったこと
帰国後は実家にお世話になっていたけど、生活を立て直すためにとても助かりました。
2週間のフランス旅行
落ち着いてくると、今度はフランスの空気を吸いたくてたまらなくなってきました。無職の身分で海外旅行というのも気が引けたけど、仕事を始めたら休みも取りづらくなるだろうことも考え、2週間のフランス旅行へ。
留学をしていたパリとニースでは、懐かしい友達にたくさん再会し、とてもいい気分転換になりました。無理してでも、このタイミングでフランスへ行ってよかったのだと思います。
一定期間経つとフランスの空気が吸いたくなる。
本当は長期滞在をしたいのに、この後も、こんな風に短期のフランス旅行を繰り返すことになりました。側から見たら、少し我慢してお金貯めた方が、再渡仏も実現しやすいのにと思うかもしれません。それでも私には、時々フランスの地を踏むことが必要だったのです。
ジュエリー職人を目指す!?
再渡仏の目的として、まず考えたのがジュエリー職人の学校への留学。
実は、随分前から趣味&副業でBijoux fantaisiesを作って売っていました。パリ留学中も、休日にフランス人ジュエリー作家の教室に通い、コツコツ勉強。でも所詮、趣味の範囲。作るのは好きだけど、それだけでは食べていけない。そこで、本格的なものを作れるようになって、仕事にしてみたいと思ったのです。
早速、語学留学の時にもお世話になったエージェントに相談するも、この計画は即中止することに。エージェント担当者にもほぼ門前払いな対応をされました。今考えれば当然ですが、その頃は必死で…。
中止の理由としては、
- 年齢的に今から職人になるのは不可能ではないが、かなり難しい。
- 私にはそこまでの熱意はない。
- 専門学校の学費が…私にはちょっと無理な金額。
再渡仏の思いは持ち続けるも、ジュエリー留学はさっさと断念しました。
続きは次回へ。
二度目のフランス留学、決意するまでの長い道のり(2)