[香港] 石段を上った先には、高層ビルに囲まれた香港最古の道教寺院-文武廟
訪問時期 2017年9月
この記事の目次
フォトジェニックなエリア、オールド・タウン・セントラル
日本人の渡航先としての人気が落ち込んできていた香港ですが、再び人気を取り戻しつつあるようです。香港返還20周年だった2017年は、日本人訪問者が前年比12.6%増、約123万人となったそうです。(参考:TRAVEL VOICE)
この人気復活に一役買っているのが、オールド・タウン・セントラルと呼ばれるエリア。今や「香港といえばこの画」と言っても言い過ぎではない存在となった有名なウォールアートをはじめ、フォトジェニックなスポット、香港グルメを味わえるお店が密集しているエリアです。
新旧そして東西の文化が入り混じったこの界隈は、ただ歩いているだけでも全く飽きません。香港リピーターでもなく、本当に滞在時間が短い旅をするのであれば、このエリアと九龍側の尖沙咀、旺角あたりを押さえておけばいいかもしれません。
香港最古の道教寺院
そんなエリアにあるのが、文武廟。1847に建てられた長い歴史を持つ香港最大の道教寺院だそうです。その名前からも想像できるように学問の神様(Man)と武術の神様(Mo)が祀られています。
高層ビルに囲まれて建つこの寺院。外観は至って普通に見えますが、一歩中へ入ると何ともエキゾチックな光景が待ち構えています。
天井には、渦巻き状の大きな線香が所狭しと吊るされ、煙が漂っています。私が行った時も、お祈りをする人がひっきりなしに訪れていました。
文武廟までの石段
上環駅から文武廟へ行く途中に、ラダー・ストリート(楼梯街 Ladder Street)という通りを通ります。名前から連想できる通り、ずっと石段になっているのです。
この通りは、その名前そのものがLadder Streetですが、中環には同じように石段や石畳でできた通りladder Streetが多くあります。香港を植民地としたイギリスは、この付近を拠点としました。起伏が大きい土地だったため、このような通りが多く作ったのだそうです。香港映画のロケが行われたこともある、石畳のポッティンガー・ストリート(砵典乍街 Pottinger Street)や、先日のスタバ・コンセプトストアのお話で登場したダデル・ストリートもそうです。
ラダー・ストリートは、クイーンズロード(皇后大道中 Queen’s Road Central)からハリウッドロード(荷李活道 Hollywood Road)を経て、ケインロード(堅道 Caine Road)まで石段が続いています。普段運動不足の私にとっては、結構大変な道のり。私の目的地はハリウッドロード沿いの文武廟だったため、一番上までは行っていませんが、それでも少し息切れするくらいでした。
文武廟 (Man Mo Tample)
124-126, Hollywood Road, Sheung Wan
アクセス:MTR港島線 上環駅A2出口から徒歩約15分
http://www.lcsd.gov.hk/CE/Museum/Monument/en/monuments_96.php
この記事は、訪問時の情報を掲載しています。変更になっている部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。