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ニースの新名所!? Gare du Sud – フランス版フードコート

朝のマルシェで有名なニースのリベラシオンに、2019年5月にオープンした新スポットがあります。その名も「Gare du Sud」、南の駅という意味です。

フランス版フードコート「Gare du Sud」

南の駅という名前がつけられていますが、Gare du Sudはフランス版のフードコートなんです。でも何で駅?と思う人も多いことでしょう。実は、かつてプロヴァンス鉄道の駅だった建物を再利用しているからなんですよ。そう言われてみると外観は駅っぽい様子です。

ファサードにも大きくGare du Sudと書かれているので、一体何なんだろうと不思議に思う人も多いようです。正面から見る限りは、とてもフードコートには見えません。

Gare du Sud

住所:35, avenue Malaussena 06000 Nice
営業時間:火〜日曜日 11:00-23:00 / 月曜日定休 (5〜10月は0時まで営業)

フランスにはフードコートがなかった!?

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日本でも気軽に食事をしたい時の便利さから人気のフードコートですが、アジアやアメリカなど、世界各国に存在していますよね。旅行中に軽く食事をしたい時に利用するという人も多いのではないでしょうか。

しかしフランスでは、長い間一般的なフードコートというコンセプトはなかなか成功しませんでした。人が集まっているフードコートのような施設はありますが、お客さんの大半は外国人観光客だったりと、フランス人の食習慣には合わなかったのかもしれません。

フランスにもフードコートブーム到来

ところが、ここ数年でフランスでもフードコートがオープンし始め、話題になっています。一般的な単なるフードコートというよりは、何かしら新しいコンセプトを持った施設が人気を集めています。

有名なところでは、ボルドーのサン・ジャン駅から少し歩いた所にあるLa Boca。同じ敷地内には、フードコートではない普通のレストランやホテルもあり、いわゆる複合施設のような空間です。私もボルドー滞在中に一度行きましたが、お客さんはほとんどフランス人、場所を見つけるのが大変なほどの混雑ぶりでした。

La Bocaは、いろいろな国の料理のスタンドがあり、それぞれ好きなものを好きなスタンドで買って、中央にあるテーブルで食べるというシステムです。他の国のフードコートと同じ感覚ですね。

外国からの観光客には少し不便ではないかと感じたのが支払い方法。事前にウェブでアカウントを作成してお金をチャージし、それで支払うシステムです。残高は払い戻しできますが、ネット環境がないと利用できないようです。

La Boca 

住所:Quai de Paludate 33800 Bordeaux
営業時間:火・水曜日 10:00-0:00 / 木曜日10:00-1:00 / 金曜日10:00-2:00 / 土曜日 11:00-2:00 / 日曜日 11:00-23:00 / 月曜日定休
https://halleboca.com/le-foodcourt.html

他にも注目を集めているフードコートがフランス各地にありますが、ライブなどの定期的にイベントを開催していたりと、食べるだけでなく何か別のテーマと組み合わせられているところがほとんどです。

Gare du Sudのおすすめショップ

IT – ITALIAN TRATTORIA

パリなどフランス各地にあるチェーンのイタリアンレストランですが、パリジャンの友人もお気に入りのお店です。

ニースのGare du Sudのお店も大人気で、お店の外のテラスはいつも満員です。おいしいイタリアワインも飲めるので、暑い日にはテラスでプロセッコやランブルスコなんていうのも最高です。

Emilie and the cool kids 

Gare du Sudでは食事だけでなく、お茶の時間を楽しむこともできます。お茶をするならおすすめなのが、Émilie and the cool kidsです。

本店はニース旧市街にあり、マフィンやクッキーなど家庭的なスイーツが人気のお店です。コーヒー系のドリンクメニューも充実しています。

Café de Turin

ニースのガリバルディ広場にある人気のシーフードレストランの2号店です。

Gare du Sudのお店ではまだ食べたことがありませんが、ガリバルディ広場のお店で食べた生牡蠣はとっても美味しかったですよ。

GOA DELI

ニース旧市街にある人気インド料理店「Indian Lounge」の姉妹店で、ストリートフードがテーマです。

ベジタリアンメニューもあるので、お肉が苦手な人やお肉は食べ飽きてしまった時などにも安心です。

Gare du Sudへ行く時に注意したいこと

夏の暑い日の昼間は避けるべし

オープンからすぐに多くの人で賑わっているGare du Sudですが、実は建物内に空調がありません。そのため、夏の暑い日の昼間には、暑くて落ち着いて食事ができないという事態が発生しています。地元のニュースでも取り上げられていました。

外にはテラス席もたくさんあるので、日が落ちてくると心地よい時間を過ごすことができますよ。

月曜日は定休日

リベラシオンのマルシェがお休みになる月曜日は、Gare du Sudも同時にお休みとなります。せっかく行ったのにお休みで悲しい思いをすることのないよう、月曜日はお休みと覚えておきましょう。

お店ごとに席のエリアが決まっている

フードコートというと、各々が好きなお店で買って一緒に食べられるというのもメリットですが、Gare du Sudは少し事情が異なります。

各お店がそれぞれ自分のお店のお客さん専用の席を持っているのです。一人で行くのなら全く問題になりませんが、何人かで行くときは要注意です。

旧市街やサレヤ広場あたりのレストランでの食事も楽しいですが、ニース滞在が何日間かに渡るのであれば、Gare du Sudもぜひ試してみてくださいね。

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