フランス滞在許可証 – 学生ビザの更新(2)Récépissé d’été取得後の手続き
この記事の目次
滞在許可申請の書類が揃ったら
▼フランス滞在許可証 – 学生ビザの更新(1) Récépissé d’été
【この記事】▼フランス滞在許可証 – 学生ビザの更新(2)Récépissé d’été取得後の手続き
▼フランス滞在許可証 – 学生ビザの更新(3)Préfectureでの申請
▼フランス滞在許可証 – 学生ビザの更新(4)滞在許可証の受取り
ニースでの約2ヶ月のスタージュを終えて8月末にリヨンへ帰宅しました。大学の事務も夏休みが終わり、やっとMaster 2の登録証明書も発行してもらうことができたので全ての書類が揃いました。
事前に大学から聞いていた説明では、書類が揃い次第、県庁(Préfecture)へ更新の手続きに行くようにとのことでした。そのため書類が揃った翌日の朝に張り切ってPréfectureへ向かいました。 しかし、ちょっとしたハプニングが。それについては後ほどお話します。
Préfectureへ行く際の注意事項
リヨンがあるローヌ県のPréfectureでは、学生の滞在許可更新は、予約不可(いい意味に取れば予約不要)です。予約をしなければいけないかどうかは、県によって異なるので事前に調べるようにしましょう。またローヌ県でも、滞在許可の種類によっては予約が必要です。
ローヌ県の学生のケースのように、予約なしで行く場合には、とにかく朝早く行って列に並ぶことが重要です。9時受付開始のところ、今回は7時45分に着きましたがすでに並んでいる人がたくさんいました。
なぜ早く行って並ぶ必要があるかと言うと、1日あたりの受付数に限りがあるからです。終了時間になっていなくても、限定数に達したら、その日はもう絶対に受付してくれません。そのために皆朝早くから並びます。先頭の人たちは、なんと6時くらいから待っているようです。
予約できた方がいいのにと思うかもしれませんが、それも一概には言えない部分があります。予約制となっている県では、滞在許可失効前の日付に予約が取れないなんてこともあるからです。書類に不備があると出直しして再申請ということもあるため、早めに動いていたとしても誰にでも起こり得る事態です。
その点、ローヌ県の場合は、頑張って朝早起きして並べば窓口にたどり着けるんです。どちらがいいか一概に言えない理由がお分かりいただけたでしょうか。
Récépissé d’étéをもらった後の申請
私はこの日、無事に受付窓口へたどり着けたのですが、実は予想していなかった事態が起こりました。
受付窓口で、滞在許可更新の申請に来た旨を伝えると、レセピセは持っているかと聞かれました。そこでレセピセを見せながら持っていると答えると、持っているなら今日は受付できないとのこと。
理由は、今Préfectureで申請を受付るのは、レセピセを持ってない人のみ。私のレセピセは9月30日まで有効だから、Students Welcome Deskがオープンする9月3日まで待って、そちらの窓口へ行くようにと言われました。(Students Welcome Deskについては後ほど少しご紹介します。)
せっかく朝早起きしたのにと言いながら、泣く泣く退散することとなりました。
レセピセを持ってない人が、果たして申請出来ているのか、もしくはその人たちにもRécépissé d’étéが発行されているだけなのかは不明です。
大学による申請書類の事前チェック
リヨンの一部の大学や高等教育機関では、PréfectureまたはStudents Welcome Deskの窓口へ書類を提出する前に、事前チェックを受けることができます。チェックを受けることで、申請もスムーズにいくとのことです。
私の通うUniversité Lyon 2でも書類チェックをしてくれるので、Students Welcome Deskへ行く前にまずは大学の担当窓口へ行こうと思います。
自分の通う教育機関でチェックを受けることができるかは、直接大学や学校へ確認してくださいね。
Students Welcome Deskについて
先ほどから話に登場してきたStudents Welcome Deskですが、9月〜11月の3ヶ月間のみ開設されるリヨン地区の外国人学生のための手続き窓口です。
2019年の開設期間は、9月3日(火)から11月29日(金)で、受付時間は月〜金曜日の9:00〜16:30となっています。リヨン大学(リヨンにある3つの大学の連合)が先導して運営していますが、語学学校も含めリヨンの全ての留学生が対象となります。
この期間はPréfectureの学生滞在許可更新の窓口は閉鎖され、Students Welcome Deskでのみ申請可能となりますので注意してくださいね。
なお昨年までは、1年目のOFIIでのビザ有効化の手続きもこちらで行われていましたが、今年から完全オンライン化されたため、1年目の人は出向く必要はありません。昨年はセキュリテソシアル加入のサポートもありましたが、今年もあるかは不明です。
Students Welcome Desk
住所:90, rue Pasteur 69007 Lyon
開設期間:2019年9月3日(火)〜11月29日(金)
受付時間:月〜金曜日 9:00〜16:30
公式ウェブサイト