イタリア - Italie,  リヨン発のお出かけスポット

トリノ-まだ知られざるイタリアの美食の街 | ニースorリヨンからのショートトリップにおすすめ

イタリア北部ピエモンテ州の州都トリノ。2006年に冬季オリンピックが開催されたので、誰もが名前は知っているのではないでしょうか。しかし実際に何があるのか、どんな街なのかは知らない人が多いかもしれません。トリノは、実は美味しいものがたくさんの美食の街でもあるんですよ。

スローフード発祥の地

トリノと食には深いつながりがあります。日本でも話題にされることも多くなったスローフード。スローフードを推進しようという動きは、トリノがあるイタリアのピエモンテ州にある小さな街、ブラ(Bra)で生まれました。

スローフードって何?という人のために、ウィキペディアの説明が分かりやすいので引用しておきます。

スローフードは、1986年イタリアのカルロ・ペトリーニによって提唱された国際的な社会運動。ファストフードに対して唱えられた考え方で、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体を指す。– 出典:ウィキペディア

今でもトリノでは伝統的な食文化が大切にされているのも納得ですね。

トリノで食べられる美味しいものは、パリや東京にたくさんあるようなおしゃれなレストランはちょっと違います。どこか素朴で、懐かしいとでも言ったらいいでしょうか。そんな雰囲気のお店が多くあります。

私がトリノへ行ったのはニースからの強行日帰り旅です。しかも2日前に行くことを決めたので、下調べの時間もほとんどなし。そのため、まだまだ知らないことも沢山ですが、私がトリノでしたことをご紹介しましょう。ちなみにテーマは完全に「食」です。

地元の人にも大人気のレストランCianci Piola Caffèでランチ

トリノに着いたのがちょうどお昼頃だったので、まずはランチ。前日にとあるフランス人の方のブログで紹介されていて、とても気になったお店があったので、そこへ向かいました。

Giardino Botteroという小さな公園を囲むように何軒かのレストランが並んでいます。その中の1つ「Cianci Piola Caffè」がお目当てのレストランです。は私が見る限りでは外にお店の看板がなく一瞬戸惑いましたが、他の店と比べてテラス席の混み具合が全く違ったお陰で見つけることができました。

メニューもシンプルで、前菜、パスタ、メインが何種類かあるだけです。コース全部を注文する必要はなく、お腹の空き具合に合わせて決められます。私は食べていませんが、デザートも美味しそうでしたよ。

店員さんがとても親切なのもおすすめポイントです。イタリア語訛りの英語だったので、必ず2回繰り返させてしまいましたが嫌な顔1つされませんでした。ちなみに、トリノはかなりの確率でフランス語も通じます。ここではそんなことを思いもせず、試していないので分かりませんが、この後のお店ではほぼフランス語で会話できました。

Cianci Piola Caffè

住所:Largo IV Marzo, 9, 10122 Torino
営業時間:12:45-15:30 / 19:00-23:30

老舗カフェでトリノ名物のドリンク、ビチェリンをお供にブレイク

食後はデザート代わりに、トリノ名物の甘いドリンク「ビチェリン(bicerin)」を頂くため、カフェへ向かいました。

ビチェリンとは、コーヒーとチョコレート、クリームがグラスに層になって出される飲み物です。混ぜないで飲むのが正しい方法だそう。ひと口にこの3つの味が交互にやってきて、なかなか楽しいです。確かに混ぜないでというのが納得。混ぜるとせっかくの3つの違う味が、1つの違う味になってしまいそうです。

本当はビチェリン発祥のカフェ「Caffè Al Bicerin」で頂こうと思っていたのですが、お店に行ってみたら、まさかの夏休み中。急遽、街の中心部にある別の老舗カフェ「Caffè Fiorio」へ入ることにしました。

ビチェリンはトリノではとても人気のドリンクなので、ほとんどのカフェで出されているようです。さすがにモダンなカフェやチェーンのコーヒーショップにはありませんが、トリノへ行ったらぜひ試してみてください。

Caffè Al Bicerin

住所:Piazza della Consolata, 5, 10122 Torino
営業時間:08:30-19:30 / 水曜日定休
https://bicerin.it/

Caffè Fiorio

住所:Via Po, 8, 10212 Torino
http://www.caffefiorio.it/en/

人気チョコレートショップGuido Gobinoでお土産にトリノ名物ジャンドゥーヤのチョコを買う

ピエモンテのお菓子と言えば、ジャンドゥーヤが有名ですね。

ジャンドゥーヤとは、チョコレートにヘーゼルナッツを細かく砕いた物を混ぜて作られる味わい深いチョコレート菓子ですヘーゼルナッツ以外のアーモンドなどのナッツも使われることがあります。同じようなチョコレート菓子にプラリネがありますが、ジャンドゥーヤの方がナッツがより細かく、クリームなどの脂肪分も多く使われるのが違いです。

前置きが長くなりましたが、トリノでジャンドゥーヤを買うならここ、という有名なチョコレートショップがあります。トリノ市内に何軒か店舗がある「Guido Gobino」です。

Guido Gobinoでは、ジャンドゥーヤに使うヘーゼルナッツは全てPGI(Protected Geographical Indications – 地理的表示保護)の基準を満たしているもので、本物のピエモンテ産ヘーゼルナッツです。ここでもスローフードの動きにつながるものがありますね。

ジャンドゥーヤは3種類あり、普通のものとミルクなしのものがあります。ミルクなしの方を試食しましたが、ヘーゼルナッツのおかげが、ミルクなしでもとてもまろやかな味でした。売られているチョコレートは試食もできて、気に入ったチョコレートを買うことができるのも嬉しいです。

Guido Gobino

住所:Via Lagrange 1/A, 10123 Torino
他にもトリノに数店舗あり

Alberto Marchettiで1日の締めに美味しいイタリアンジェラート

ランチにビチェリン、ジャンドゥーヤでも十分満足でしたが、偶然通りかかったジェラート屋さんがあまりにも美味しそうだったので1日の締めに立ち寄ることにしました

暑い時は基本的にソルベ派の私ですが、この日はジェラートの気分。いちばん小さいサイズでもフレーバーは2種類くらいまでなら大丈夫とのことだったので、ティラミスと店員さんイチオシのジャンドゥーヤを頂きました。

フランスで食べるジェラートとは少し違って、何より食感がとても滑らか。味は言うまでもなく美味しかったですよ。

トリノでジェラートを食べるならオススメのお店です。

Alberto Marchetti Gelaterie

住所:Via Po, 35, 10124 Torino
他にもトリノに数店舗あり
https://www.albertomarchetti.it/

他にもトリノで試したいおすすめグルメ

ニースからの強行日帰りでは、まだまだ食べられなかったものや、やり残したこともあります。上記でご紹介しなかったトリノのオススメもご紹介します。

トリノ名物のパスタagnolotti

トリノ名物のお料理でいちばん有名なのが、アニョロッティ(agnolotti)というパスタです。ラビオリのようなもので、中にはお肉とほうれん草などの野菜が入っています。

イタリア版アペロ「Apertivo」

イタリアにも「Apertivo」と言う、フランスのアペロのような習慣があり、多くのカフェやバーなどで、Apertivoを提供しています。

今回は、apertivoするには帰りの時間が早かったので残念ながら出来ませんでしたが、次回はイタリアのアペロも試してみたいと思います。

イタリア食材のお土産

トリノの街を歩いていると、多くのイタリア食材のお店を見かけます。お値段も、やはりフランスより安め。次回はイタリア食材もお土産に買って帰ろうかなと思っています。

ニースorリヨンからトリノへの行き方

ニースからトリノ

ニースからトリノへは私もよく使う高速バスのFlixbusが便利です。片道4時間から4時間半で、夏場は強行日帰りできる時間帯のバスがあります。

電車でも行けますが、ヴィンティミリアとジェノバで2回乗換が必要なので、少し面倒です。しかも乗継のせいで所要時間も5時間40分程度となります。

日程に余裕があれば、1泊したほうがゆっくり楽しめます。トリノには美術館や博物館がたくさんあるので、ミュージアム巡りが好きな人にはたまらないでしょう。

また、体力に自信があればFlixbusの夜行という手もありますが、所要時間が短いため、寝る時間がほとんどありません。

リヨンからトリノ

リヨンからも強行日帰りをするならFlixbusがおすすめです。ニースからより少し遠いので、所要時間は4時間半から5時間弱くらいです。

なお、リヨンからトリノへは1日1本、直行のTGVがありますが、現状のスケジュールだと日帰りには少し難しいです。

フランスから近いイタリアの街の1つトリノ。フランス旅行の際にでも少し足を延ばして是非行ってみて下さいね。

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