リヨンのマルシェでお買いもの – マルシェ・サンタントワーヌ【お店マップあり】
この記事の目次
リヨン生活、食材はどこで買うのか
まずはお店マップを見たい方はこちらをクリック
日々の生活の中で、フランスに住み始めてから大きく変わった習慣の1つが、普段の食事のための買い物です。日本にいた頃は、仕事帰りに近所のスーパーへ寄って数日分の食材や惣菜を買ったり、残業で遅くなった日にはコンビニご飯を買うこともありました。
フランスのリヨン在住の現在はというと、野菜やフルーツ、お肉や乳製品などは、基本的に日曜日にマルシェで1週間分をまとめて購入。魚介類やマルシェで手に入らなかった食材は、近所の魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、チーズやさんなどで買うようにしています。スーパーで買うのは、パスタや調味料など他のお店では手に入らないもの。アジア系食材は、日系や韓国系、中華系の食材店で買っています。
ちなみにリヨンは海から遠いため、私個人的には、マルシェだから新鮮な魚介類が手に入るという感覚はあまりありません。近所の魚屋さんで、使う直前に新鮮なものを買うようにしています。もっと海が近いところに住んでいたら、マルシェへ魚を買いに行くというのも楽しいんだろうなと思います。
なお、誤解のないよう念の為付け加えしておきます。ここでお話ししたのはあくまで我が家(日仏カップル)の例です。それぞれの生活スタイルや食習慣、価値観、地域などにより、どこで食材を買うかは本当に様々です。これがフランスの一般的なスタイルではないということは何卒ご理解ください。
マルシェで買い物する意義
人口52万人近くの大都市リヨン、もちろん多くのスーパーや食品店があります。家の近くにスーパーがないということの方が珍しいくらいです。しかも、日祝日でなければ朝から晩まで営業しているので、買い物をするのには、正直なところスーパーの方が便利です。しかし、我が家ができる限りマルシェで買い物をするようにしているのにはいくつか理由があります。
生産者から直接買うことができる
マルシェに出店しているお店は大きく2つに分類できます。1つは「producteur」と呼ばれる農家などの生産者で、自ら栽培した農産物やその加工品を販売している人です。つまり生産者直売です。パリやリヨンのような大都市にいる限り、生産者から直接買うことができるのは、マルシェ以外ではあまりありません。やはりこれがマルシェへ行く最大の魅力です。
もう1つは「revendeur」という小売業者で、卸市場などで仕入れたものをマルシェで販売している人です。スーパーで売っている商品も卸市場で仕入れされているため、出所は同じです。ただし、何を仕入れるかは業者の判断によります。マルシェには、質にはこだわらず値段重視の安いものを売っているお店もあれば、多少値段は上がってもプロの目で厳選した質の良いものだけを扱うお店もあります。従って、小売業者だから避けた方がいいということは全くありません。
なぜ生産者から直接買うことがいいのかというと、例えば、
- 作った人の顔が見られ、直接話もできるのはやはり安心感がある。
- 基本的に旬のものしか作っていない。つまり、旬でない時期に収穫できるよう自然に反する方法で栽培されたものはない。
- どんな料理に使うといいのか、どのように調理したらいいのかなどアドバイスももらえる。
- フランス語で「circuit court」と言われる地産地消の促進にも繋がり、経済の健全化に貢献できる。
- 仲介がない分、良質なものが適正価格で買える。
というような点があります。
ところで、生産者と小売業者はどうやって見分けるの?と疑問に思った方もいるかもしれません。特に野菜やフルーツの場合ですが、見分け方はいくつかあります。
- マルシェでは、基本的に生産者の場合はお店のどこかに「producteur」と掲げられている。
- ロゴ入りの段ボールがあるお店は小売業者、無地の木箱やプラスチックのケースに野菜などが入っている場合は生産者の場合が多い。
- サイズや形が揃っていて、見た目にも美しい野菜やフルーツが並んでいる場合は小売業者、形やサイズが不揃いなものがある場合は生産者の場合が多い。
どうしてもわからない場合は、お店の人に直接聞いてみるのもありです。
旬の食材で溢れていて、季節を肌で感じられる
毎週マルシェで買い物をしていると、とても季節感を感じます。特に野菜やフルーツなど、旬の食材がたくさんあるからです。先週までなかったものが、どこのお店でも売られるようになったり、逆に季節が終わって見かけなくなるものがあったり。
もちろんスーパーでも旬の食材は売り場で目立つように前面に出されていますが、何でも手に入るよう品揃えが豊富なのが売りのスーパー。たくさんの商品の中の一部という印象は否めません。マルシェの生産者のお店では季節外れのものは全く売られていなかったりするので、季節を肌で感じることができるのです。
新鮮な食材が手に入る
マルシェで生産者が売っているのは、収穫してすぐの野菜やフルーツ、卵、乳製品や新鮮な肉類です。肉類を除いては(※)、収穫後に仲介が入らないため、スーパーなどの小売店で売られているものと比べて、鮮度がいいものばかりです。これはマルシェに出店している多くの小売業者に関しても同じで、生鮮品に関しては、卸市場で仕入れたばかりの新鮮なものが販売されています。
※ 食肉にして販売する家畜の解体は、免許を持った解体業者にのみ許可されていて、農家が解体することはできません。農家は、飼育した家畜を一旦解体業者に預け、解体後の肉を引き取ってマルシェで販売するのだそうです。
人々の活気を感じられ、元気になれる
天気がいい日は特に、マルシェは活気にあふれています。お店の人たちの呼び込みの声や、お客さんとの会話など。みんなが笑顔で、その場にいるだけで元気になる雰囲気です。特に買い物をする予定がなくても、この雰囲気を感じるためだけにマルシェへ行くというのもおすすめです。
住民にも観光客にも人気のソーヌ川沿いのマルシェ・サンタントワーヌ&セレスタン
リヨンのマルシェの中でも、中心部にあり規模も大きいマルシェ・サンタントワーヌ&セレスタンは、住民だけでなく観光客にも人気です。少し遅めの時間に行くと、英語が飛び交っていることもあります。
お店が出るのは、サンタントワーヌ通り(Quai Saint-Antoine)とセレスタン通り(Quai des Célestins)のアルフォンス・ジュワン橋(Pont Alphonse Juin)からボナパルト橋(Pont Bonaparte)までの区間です。メトロの最寄駅は、北側はA線のCordeliers、南側はAまたはD線のBellecourです。旧市街からも、橋を渡ってすぐです。下の地図のピンク色の部分です。
開催日時は、火曜日から木曜日は6時〜12時半頃まで、金曜日から日曜日は6時〜13時半頃までです。営業時間はお店により異なります。早く行きすぎると準備中のお店が多かったり、遅く行くと欲しいものが売り切れてしまっていることもあります。また週の前半はお店の数も少ないので、買い物をするのであれば、週末の9時前くらいに行くのがいいかもしれません。
マルシェ・サンタントワーヌ&セレスタンのお店マップ
マルシェにはたくさんのお店があり、初めて行く時はどこのお店で買うのがいいのか分からず迷ってしまいます。マルシェ・サンタントワーヌで買い物してみたいという方のために、我が家が普段買い物をしているお店を少し紹介します。ここで紹介するお店は食材のお店が大半ですが、ちょっとしたお土産にしたり、調理なしで食べられるようなものも沢山あるので、リヨンへ旅行中の観光客にもおすすめのマルシェです。なお、日本への持ち込みが禁止されている食品もあるので、日本へのお土産にする場合は事前に動物検疫所や植物検疫所などのウェブサイトなどで確認をしましょう。
文章でお店の場所を説明するのも難しいので、日曜日のマルシェの簡単なマップを作ってみました。この記事で紹介するお店のみ掲載しています。なお、曜日により出ているお店が変わったり、週によって若干場所が変わる場合もあります。
- Pascal Bordeさんの農園(野菜、フルーツ、ハーブ)
- Saint-Antoine Fleurs(切花、ブーケ、鉢植えハーブ)
- Ferme de la Villardière(仔牛肉、豚肉、鶏肉、食肉加工品、卵、牛乳、乳製品、チーズ)
- Fayolle fleurs(切花、ブーケ)
- 野菜、きのこなどの小売業者のお店
- Bernardさんの農園(野菜)
- Primeur Emmanuelle et Christophe(野菜、フルーツ)
- Fromagerie du Château(チーズ)
- Chez Ignace(イタリア食材、食肉加工品など)
- Odile et Gérard PUPIER(牛肉、豚肉、野菜)
- Jardin de Saint-Antoine(野菜、ハーブ)
- ベトナム・タイ惣菜
- Chez Coco(ローストチキン)
- Saignantさんの農園(野菜、フルーツ)
- Triperie Bouhours(もつ、リヨン名物)
- アルジェリア惣菜
- Bergerie de la Cordière(羊肉、豚肉、羊・豚肉加工品)
- Crèmerie Saint-Antoine (チーズ、乳製品、ワイン、シードル、コンフィチュールなど)
- Domaine de Limagne Tout le canard(マグレ・ドゥ・カナール、フォアグラなど)
肉・肉加工品
Bergerie de la Cordière
取扱品:羊肉、豚肉、羊・豚肉加工品
私のお気に入り → 生肉全般、チョリソ、Caillettes ardéchoises、Saucisson à cuire、雌羊の挽肉ステーキ
旅行中の方にもおすすめ → ドライソーセージ類、リエット
農場の所在地:Haut-Bugey(アン県)
ウェブサイト http://bergeriedelacordiere.fr/
ソーヌ川沿いのマルシェ サンタントワーヌ&セレスタンは日曜日のみ。その他、水曜日夕方はカルノ広場の生産者マルシェ、水曜日と土曜日午前中はクロワルッスのマルシェにも出店しています。
Odile et Gérard PUPIER
取扱品:牛肉、豚肉、野菜
私のお気に入り → 牛挽肉
農場の所在地:Saint-Martin-en-Haut(ローヌ県)
売りに出す牛は週に1頭に限定しているという農家です。そのため、欲しい部位がある場合は事前に予約した方が安心です。
Ferme de la Villardière
取扱品:豚肉、鶏肉、仔牛肉、卵、乳製品
私のお気に入り → 鶏肉、卵、ヨーグルト
旅行中の方にもおすすめ → パテのパイ包み、ドライソーセージ、シェーブルのチーズ Petit montagnard
農場の所在地:Saint André la Côte(ローヌ県)
フェイスブックページ
マルシェ・サンタントワーヌには、木・土・日曜日の週3日出店しています。とても人気の生産者で、いつも行列ができています。
Triperie Bouhours
取扱品:もつ、クネルなど
私のお気に入り → 牛の頬肉、クネル、フリトン(鴨の皮や脂の唐揚げ)
旅行中の方にもおすすめ → グラトン(豚の皮や脂の唐揚げ)、フリトン(鴨の皮や脂の唐揚げ)
所在地:リヨン
フェイスブックページ
マルシェ・サンタントワーヌは金・土・日曜日の出店。クロワルッスのマルシェにも、火・金・土・日曜日の週4日出店しています。リヨン名物に多いもつの専門店で、種類がとても豊富。ここで見つからないものはないと言ってもいいほどの品揃えです。
Domaine de Limagne Tout le canard(マルシェ外)
取扱品:マグレ・ドゥ・カナール、その他の鴨肉およびその加工品、フォアグラなど
私のお気に入り → マグレ・ドゥ・カナール
旅行中の方にもおすすめ → 鴨のリエット
農場の所在地:Limagne(オーヴェルニュ地方)
ウェブサイト
マルシェのお店ではありませんが、マルシェの北端からすぐのところにある鴨専門店です。オーヴェルニュ地方のリマーニュ平原にある生産者の直営店で、種類豊富な鴨肉やその加工品が売られています。
野菜・果物
Jardin de Saint Antoine
取扱品:野菜、ハーブ
私のお気に入り → トマト、人参、ズッキーニ、ハーブ
農場の所在地:Saint-Georges-de-Reneins(ローヌ県)
フェイスブックページ
リヨンの北、ボジョレー地区のサン・ジョルジュ・ドゥ・ルヌアンにある農場で、様々な季節の野菜やハーブが並んでいます。中でも、トマト(夏のみ)と人参がとても美味しくて、手に入る季節はほぼここで買っています。
Pascal Bordeさんの農園
取扱品:野菜、フルーツ、ハーブ
私のお気に入り → ズッキーニの花、バターナッツかぼちゃ、葉玉ねぎ(oignons nouveaux)
旅行中の方にもおすすめ → 季節のフルーツ
農場の所在地:Maclas(ロワール県)
マルシェの一番北にあるお店で、取り扱っている野菜やフルーツ、ハーブの種類がとても豊富です。しかも、お値段も他のお店より安め。いつもここへ最後に来て、他で買えなかったものをまとめて買っています。
Saignantさんの農園
取扱品:野菜、フルーツ
私のお気に入り → いちご、チェリー、梨、ミラベル、りんごなどフルーツ全般
旅行中の方にもおすすめ → 季節のフルーツ
農場の所在地:Chasseley(ローヌ県)
ここのフルーツは何を買ってもほぼハズレがありません。他のお店より若干ですがお値段は高めですが、季節のフルーツはほぼここで買っています。りんごや梨は少し形やサイズが標準から外れているものが安く売っていることもあるので、お菓子作りに使う時はそちらを。特に、季節は短いですがチェリーやミラベルを見かけたら、ぜひ味わってみることをおすすめします。
Primeur Emmanuelle et Christophe
取扱品:野菜、フルーツ、輸入ものの南国フルーツ類
私のお気に入り → ジュース用オレンジ、レモン、ライム、生姜
旅行中の方にもおすすめ → フルーツ
リヨン近郊の卸市場で仕入れたものを販売する小売業者で、マルシェ・サンタントワーヌには、土曜日と日曜日に出店しています。いいものを見極める目がすごく何を買っても満足です。需要があったとしても、その週に質の良いものがなければ仕入れないというこだわりぶりで、いつも行列ができています。私は主に、生産者のお店では売っていない輸入もののフルーツなどを買っています。
ベルナールさんの農園
取扱品:野菜
私のお気に入り → ソース用に使うトマト
日本語のフレーズをいくつか知っている、多分日本好きな野菜生産者ベルナールさんのお店です。前を通りかかるといつも「こんにちは。元気?」と日本語で声をかけてくれます。
野菜、きのこなどの小売業者のお店
取扱品:野菜、きのこ、フルーツなど
私のお気に入り → きのこ
普段はあまりこちらのお店を利用することはありませんが、きのこの季節になるとたくさん買っています。種類が豊富で、状態もいいものしか扱っていないのが安心です。
乳製品・チーズ
Ferme de la Villardière
取扱品:豚肉、鶏肉、仔牛肉、卵、乳製品
私のお気に入り → 鶏肉、卵、ヨーグルト
旅行中の方にもおすすめ → パテのパイ包み、ドライソーセージ、シェーブルのチーズ Petit montagnard
農場の所在地:Saint André la Côte(ローヌ県)
フェイスブックページ
マルシェ・サンタントワーヌには、木・土・日曜日の週3日出店しています。とても人気の生産者で、いつも行列ができています。
Fromagerie du Château
取扱品:チーズ
ウェブサイト
リヨン6区にもお店があるチーズ屋さんで、マルシェ・サンタントワーヌには金・土・日曜日に出店しています。私はマルシェでこちらのチーズを買うことはありませんが、時々6区のお店を利用しています。食通のフランス人の友人はここの大ファンで、マルシェで買い物をする時は必ずこちらでチーズを買っているそうです。
Crèmerie Saint Antoine (マルシェの向かい)
取扱品:チーズ、乳製品、ワイン、シードル、コンフィチュールなど
私のお気に入り → コンテチーズ、ボジョレのブルーチーズ、ジェクスのブルーチーズ
旅行中の方にもおすすめ → ハードチーズ(真空パック可)
マルシェの中ではなくその向かいにあるお店ですが、マルシェで買い物するときは必ず寄るので、ここで一緒にご紹介します。チーズの種類が豊富で、定番のものからオリジナルのチーズまで、チーズ好きにはたまりません。ハードチーズはお願いすると真空パックにしてくれるので、暑い季節でなければお土産に持ち帰ることもできます。
実はこの記事を執筆中にオーナーが代わりました。店名はそのまま「Crèmerie Saint Antoine」のようですが、チーズの種類など多少の変更があるかもしれません。
お惣菜系
Chez COCO
取扱品:ローストチキン
私のお気に入り → ローストチキン 小サイズ
旅行中の方にもおすすめ → ローストチキン、パールデューにある系列のレストランで食事またはテイクアウト
フランスの日曜日のランチの定番、ローストチキン(Poulet rôti)。マルシェにも何軒かローストチキンを売るお店があり、その場でローストしたものを買うことができます。私のお気に入りのローストチキンはこちらの「Chez COCO」。皮はカリッ、中はジューシーでとても美味しいローストチキンです。
パールデューのショッピングセンター内に系列のレストランが昨年オープンし、こちらでもこのローストチキンを味わうことができます。
Chez Ignace
取扱品:イタリア食材、惣菜、リヨン名物など
私のお気に入り → パルマの生ハム、グアンチャーレ、生パスタ、シュークルート(冬のみ)
旅行中の方にもおすすめ → パルマの生ハム、シュークルート、イタリア惣菜
マルシェ・サンタントワーヌは、水・木・金・土・日曜日に出店しています。
ベトナム・タイ惣菜
取扱品:パッタイ、ボブン、春巻き、バオなど
私のお気に入り → バオ
旅行中の方にもおすすめ → ボブン、バオ
おそらくベトナム出身の年配女性が作るベトナムやタイの惣菜のお店です。中にゆで卵が入ったボリュームたっぷりのベトナム風のバオが特に私のお気に入りです。すぐ食べたい場合、お願いすれば買ったものを温めてくれます。
アルジェリア惣菜
取扱品:アルジェリア惣菜、お菓子
私のお気に入り → ガレット フイユテ(Msemen)
旅行中の方にもおすすめ → マグレブのお菓子
アルジェリア出身の年配女性が作るマグレブ惣菜のお店です。私のお気に入りガレットフイユテは、パプリカ、ナス、ブルーチーズ、シェーブルチーズなど中身が数種類あり、飽きないのも魅力です。
花・観葉植物
Fayolle Fleurs
取扱品:生花、ブーケ
私のお気に入り → ミモザ、芍薬など季節の生花
旅行中の方にもおすすめ → 季節の生花、ブーケ
農園の所在地:Dardilly(ローヌ県)
リヨン近郊の農園で栽培した花やブーケを売っている花の生産者です。生花は小さめサイズの少量の束から立派なものまで、予算に合わせて選ぶことができます。例えば今旬の芍薬は、小さめサイズのもの5本で3ユーロから。マルシェの花屋さんでは、街中よりかなり安く生花やブーケなどが買えるのですが、こちらはその中でも特にお財布に優しいお値段です。
Saint-Antoine Fleurs
取扱品:切り花、ブーケ、鉢植えハーブ
私のお気に入り:季節の生花
旅行中の方にもおすすめ:季節の生花、ブーケ
農園の所在地:ボジョレー ピーエルドレ地区(ローヌ県)
ウェブサイト
リヨンの北、ボジョレーのピエール・ドレ地区の農園で栽培された生花やブーケを売っている花の生産者で、マルシェ・サンタントワーヌには月曜日以外の毎日出店しています。良質な花を適正価格で買うことができ、季節によりますが扱っている花の種類も豊富です。
買い物後のカフェタイムも楽しみ
マルシェでの買い物は、たくさんのお店を回り、しかも荷物も重くなるので意外と疲れます。マルシェで買い物をした後にカフェで休憩するのが私の定番になっています。いつも行くのは、Café du marchéですが、マルシェが出るソーヌ川沿いの道路の反対側には何軒もカフェがありますので、そのうちいくつかをご紹介しておきます。
Café du marché
25 Quai Saint-Antoine 69002 Lyon
https://lecafedumarchelyon.fr/
Quai des Oliviers
29 Quai Saint-Antoine 69002 Lyon
https://www.quai-des-oliviers.com/
カフェではなく高級食材店ですが、テラスでコーヒーをいただくことができます。
Grenette Café
2 rue Grenette 69002
フェイスブックページ
Cafés Gonéo Presqu’île
2 rue Grenette 69002
https://cafes-goneo.fr/
リヨンのその他のおすすめマルシェ
リヨンには他にも多くのマルシェがあります。代表的なものをリストアップしておきます。
クロワルッス【リヨン1&4区】
場所:Boulevard de la Croix Rousse 69001 Lyon
最寄駅:Croix-Rousse(メトロC線)
日時:火・金・土・日 6:00-13:30/水・木 6:00-1300
※ 土曜日のクロワルッス駅寄りの一帯はビオマルシェ
カルノ広場【リヨン2区】
場所:Place Carnot 69002 Lyon
最寄駅:Perrache (メトロA線、トラムT1, T2、SNCF)
日時:水 15:00-20:00(生産者のみのマルシェ)/日 6:00-13:00
ローヌ川沿い – ヴィクトル オーガニョール【リヨン3区】
場所:Quai Victor Augagneur 69003 Lyon
最寄駅:Guillotière Gabriel Péri(メトロD線)/Bellecour(メトロA, D線)/Liberté(トラムT1)
日時:木 14:00-20:00/金・土・日 6:00-13:30
※ 火・水・木 6:00-13:30も開催されますが、数店のみの小さなマルシェです。
アンブロワーズ クルトワ広場【リヨン8区】
場所:Place Ambroise Courtois 69008 Lyon
最寄駅:Monplaisir(メトロD線)
日時:火・木・土 6:00-13:30 / 水 15:00-20:00(ビオマルシェ)
モンシャ – シャトー広場【リヨン3区】
場所:Place du Château 69003 Lyon
最寄駅:Charles Richard(バス25またはC26)/Reconnaissance – Balzac(トラムT3)
日時:水・土 6:00-13:30
上記以外にも、リヨンおよび近郊では多くのマルシェが開かれています。各マルシェの場所や曜日、時間は、ONLY LYON観光局やリヨン市のウェブサイト(フランス語)で確認することができます。
また、M ton Marchéという非営利団体のウェブサイト(フランス語)では、オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏全域のマルシェの検索ができ、リヨンから地域内へお出かけする際などにマルシェを見つけるのにも便利です。