praline rose
リヨンのおいしいもの

リヨン名物のお菓子プラリーヌローズのおいしさを最大限に味わうならこれ!おすすめ10選

リヨン名物プラリーヌローズ(Praline rose)とは

リヨン地元民も大好きなリヨン名物のお菓子プラリーヌローズ。日本語に訳すとピンク色のプラリーヌ。お店によってはプラリーヌルージュ(Praline rouge / 赤色のプラリーヌ)と呼んでいることもありますが、私の見る限りでは「プラリーヌローズ」派が大半です。

そもそもプラリーヌ(Praline)とは、ローストしたアーモンドまたはヘーゼルナッツに加熱した砂糖やを絡めて作られる糖菓です。ちなみに、プラリネ(Praliné)ではなくプラリーヌ(Praline)と発音します。プラリネはペースト状にされたもので、よくボンボンショコラの中に詰められているクリームと言ったら分かりやすいでしょうか。

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本題に戻りましょう。プラリーヌはフランス各地で愛されているお菓子ですが、一般的にその色はキャラメル色。ところがリヨンに来るとその多くがピンク色をしています。もちろんリヨンにもキャラメル色のプラリーヌはありますが、ピンク色のプラリーヌローズの方が目立ちます。また、リヨンでは単にプラリーヌと言っても、プラリーヌローズを思い浮かべる人が多い印象です。ちなみに、なぜピンクに色付けするようになったかについては、はっきりと分かっていないようです。

praline rose

プラリーヌローズはそのまま食べるのはもちろん、ブリオッシュに焼き込んだり、タルトにしたり等、色々な食べ方をされています。結構甘いので、正直にいうと私はそのまま食べるのはちょっと苦手ですが、お菓子の材料として使われているものは大好きです。この記事では、リヨンで食べれらるさまざまなプラリーヌローズを使ったスイーツのうち、私のお気に入りショップ10選をご紹介したいと思います。

安定のおいしさブリオッシュ・プラリーヌ3選

Maison Pralus

プラリュリーヌ(Praluline)という名前のプラリーヌローズ入りのブリオッシュが人気のMaison Pralus (メゾン プラリュ)。プラリーヌローズのブリオッシュならここがいちばんという人が私の周りにも非常に多くいます。私もそのひとりで、これまで食べた中でいちばんのお気に入りです。

プラリュリーヌは2サイズ。4人用の小さいサイズ(La petite Praluline)は300gで6€50、8人用の大きいサイズ(La grande Praluline) は600gで12€50です。(価格は2022年10月現在)我が家はいつもLa petite Pralulineを買いますが、2人で2日ほどで食べ切ってしまいます。

本店はリヨンから直線距離で約70kmのロワール県のロアンヌという街にありますが、リヨンやパリをはじめ、フランス各地に18店舗を展開しています。リヨンは、旧市街、プレスキル、クロワルッス、モンプレジールの4店舗。お店の前を通りかかると、このプラリュリーヌを買う人で行列ができていることがよくあることからも、その人気ぶりがうかがえます。

Maison Pralus

リヨン旧市街:27 rue Saint-Jean 69005 Lyon
リヨン プレスキル:32 rue de Brest 69002 Lyon
クロワルッス:3 Grande rue de la Croix-Rousse 69004 Lyon
モンプレジール:103 avenue des Frères Lumière 69008 Lyon
ウェブサイト https://www.chocolats-pralus.com/

プラリュ リヨン

Boulangerie du Palais

リヨン旧市街のシンボル的存在のパン屋さんBoulangerie du Palais(ブーランジュリー・デュ・パレ)。今年2022年6月にリヨンの人気パティシエで私も大ファンのセバスチャン・ブイエ氏が経営を引き継いで以来、以前にも増して行列ができる店となりました。セバスチャン・ブイエ氏が経営を引き継いだ後も、お店を自分色に変えてしまうことなく、店頭には以前と同じものが並んでいるのも嬉しいです。

こちらのパン屋さんの人気商品は、ショーケースの半分以上を占めるプラリーヌローズを使ったパンやヴィエノワズリー。種類が多すぎて、どれにしようかいつも悩んでしまいます。一番人気はやはりブリオッシュ・プラリーヌ。ちなみに私のお気に入りは、パイ生地を使ったアリュメット・オ・プラリーヌ(Allumette aux pralines)です。大きいので、おやつにするなら2人で1つを分けても十分なくらいです。

プラリーヌローズ

Boulangerie du Palais

住所:8 rue du Palais de Justice 69005 Lyon
営業時間:木〜月曜日 7:00 – 19:30 / 火・水曜日休業

Boulangerie du Palais

Antoinette Pain & Brioche

リヨンのガレット・デ・ロワ & ガトー・デ・ロワ6選【2022年版】の記事でも紹介した酵母パンとブリオッシュ専門で、バゲットやクロワッサンは作らないというこだわりを持ったパン屋さん。こちらのブリオッシュ・オ・プラリーヌ(Brioche aux pralines)は程よい甘さで、ふんわりと軽めのブリオッシュ生地が私好みです。1人用の小さいサイズと、数人で分ける大きめサイズの2種類あります。

ちなみに今年のヴァレンタインの時期には、プラリーヌのパネットーネも期間限定販売されていました。現在はプラリーヌはありませんが、ドライフルーツとチョコレートのパネットーネは常時お店に並んでいます。2021年のフランスパネットーネコンテストのチョコレートパネットーネ部門でチャンピオンに選ばれたAntoinette Pain & Briocheのパネットーネもおすすめの1品です。

Antoinette Pain & Brioche

リヨン市内に3店舗あり
1区:15 Rue Hippolyte Flandrin 69001 Lyon
6区:114 Rue Bugeaud 69006 Lyon
7区:117 rue Sébastien Gryphe 69007 Lyon
ウェブサイト https://www.antoinettepainetbrioche.fr/

おやつにぴったりなプラリーヌローズのお菓子4選

Suzanne Bar à Brioches

リヨンのガレット・デ・ロワ & ガトー・デ・ロワ6選【2022年版】の記事でも紹介したブリオッシュ・フィユテ専門店です。丁寧に折り込まれたサクサクのブリオッシュ・フィユテとプラリーヌローズの甘さのマリアージュが絶妙です。

プラリーヌローズのブリオッシュはプラリーヌローズ(Praline Rose / 2€30)とプラリーヌローズ グルマンド(Praline Rose Gourmande / 2€60)の2種類。前者はプードル状のプラリーヌローズを折り込んだものでシンプルな味わい。後者は中にプラリーヌローズのコンフィチュールが入っていて、「Gourmande」という名前の通りリッチな味わいです。どちらが美味しいかは好みの問題ですが、私個人的にはPraline Rose Gourmandeがお気に入りです。

ブリオッシュ

Suzanne Bar à Brioches

住所:327 rue André Philip 69003 Lyon(最寄駅はメトロD線 Garibaldi)
営業時間:火〜土曜日 8:00 – 18:30
ウェブサイト https://suzanne-brioches.fr/

Miss Madeleine

見ているだけでも幸せな気分になるかわいいマドレーヌの専門店です。クラッシックタイプのマドレーヌ(1個1€60 / 3個 3€70)とチョコがコーティングされたマドレーヌ・パティシエール(1個2€50 / 3個 6€80)の他に、プレスキルのお店にはマドレーヌを使ったケーキもあります。(価格は2022年10月現在のもの)

プラリーヌローズを使ったマドレーヌはクラシックタイプのもの。どこか懐かしい味のマドレーヌにプラリーヌ甘さが上手く合っていて、おやつや朝ごはんにぴったりです。

マドレーヌ

Miss Madeleine

リヨン市内に2店舗あり
プレスキル:11 rue des 4 chapeaux 69002 Lyon
6区:2 avenue Maréchal de Saxe 69006 Lyon
ウェブサイト https://miss-madeleine.com/

[Goûter] par Sébastien Bouillet

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セバスチャン・ブイエ氏のおやつをテーマにしたお店で、リヨン市内には、クロワルッスとモンプレジールの2店舗があります。何種類かあるプラリーヌローズを使ったお菓子はどれも、これでもかというくらいたっぷりとプラリーヌが使われています。中でもおすすめなのが、クッサン・ア・ラ・プラリーヌ(Coussin à la praline)。クロワッサン生地に、プラリーヌクリームとプラリーヌ風味のキャラメルがたっぷりのとても味わい深いお菓子です。

[Goûter]

リヨン市内に2店舗あり
クロワルッス:16 place de la Croix-Rousse 69004 Lyon (最寄駅はメトロC線 Croix-Rousse)
モンプレジール:81 avenue des frères Lumière 69008 Lyon (最寄駅はメトロD線 Monplaisir Lumière)
ウェブサイト https://www.chocolatier-bouillet.com/

Boulangerie Jocteur

リヨン北部、ソーヌ川に浮かぶ島イル・バルブ(Ile Barbe)の向かいに本店を構える人気のパン屋さんで、ポールボキューズ市場(Les Halles de Lyon Paul Bocuse)にもお店があります。お店の前に行くとまず目を引くのが、鮮やかな赤色をしたサブレ・オ ・プラリーヌ(Sablé aux pralines)。とても甘いですが、プラリーヌ好きにはたまらない1品です。ちなみにこちらのお店での私のお気に入りは、こちらもプラリーヌたっぷりのケーク・オ ・プラリーヌ(Cake aux pralines)です。

Boulangerie Jocteur

リヨン市内に2店舗あり
イル・バルブ:5 Place Henri Barbusse 69009 Lyon
レ・アル・ポール・ボキューズ:102 Cours Lafayette 69003 Lyon

praline rose

お土産にもできるプラリーヌローズのお菓子1選

Saint Jean Délice

お土産にするなら、そのままのプラリーヌローズももちろんいいのですが、リヨン旧市街にあるSaint Jean Déliceのヌガー・ア・ラ・プラリーヌもおすすめです。実はヌガー自体は好きではない私。同じくヌガーはそれほど好きじゃないという友人にすすめられて、こちらのヌガー・ア・ラ・プラリーヌを半信半疑で試してみたのですが、これがとてもおいしかったんです。見た目のインパクトには欠けてしまいますが、珍しいプラリーヌローズのお土産を探してる人にもぴったりです。

Saint Jean Délice

住所:19 rue Saint-Jean 69005 Lyon (最寄駅はメトロD線 Vieux-Lyon)
ウェブサイト https://www.saintjeandelices.fr/

Saint Jean Delice

食後のデザートにプラリーヌローズを使ったケーキ2選

Sébastien Bouillet

この記事で3回目の登場となる人気パティシエのセバスチャン・ブイエ氏。パティスリーでは、プラリーヌローズを使ったケーキも売られています。その名はリヨン・トーキョー。東京と大阪にもお店を持つセバスチャン・ブイエ氏が、リヨンと日本の両方の要素を入れ込んで作ったケーキで、ゆずのクリームが使われています。甘いプラリーヌとゆずの爽やかな酸味がいいバランスで、食後のデザートにしてもおいしく頂けます。

Sébastien Bouillet

リヨン市内に4店舗あり
クロワルッス本店:15 place de la Croix-Rousse 69004 Lyon (最寄駅はメトロC線 Croix-Rousse)
アル・ポール・ボキューズ:102 cours Lafayette 69003(最寄駅はバスC3/C13線 Halles Paul Bocuseまたは パールデュー駅から徒歩約15分)
リヨン2区:14 rue des Archers 69002 Lyon (最寄駅はメトロA/D線 Bellecour)
モンプレジール:78 avenue des Frères Lumière 69008 Lyon(最寄駅はメトロD線 Monplaisir Lumière)
ウェブサイト https://www.chocolatier-bouillet.com/

Lyon Tokyo

Bouchon Comptoir Brunet

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最後にご紹介するのは、パテスリーでもパン屋でもなくブションです。ブションでは、デザートにタルト・プラリーヌが出されていることが多いのですが、決してさっぱり味とは言えないブションの料理を食べた後に濃厚なタルト・プラリーヌを食べるのは、私個人的にはその美味しさを十分味わえなくて残念な気がします。

しかし、プレスキルにあるBouchon Brunetでは、デザートにプラリヌローズ入りのパウンドケーキが出されています。これが全く重くなく、ガッツリとした食後でも美味しくいただくことができるんです。その名もガトー・ブリュネ(Gâteau Brunet)。お店の名前が付けられていることからも、自信の1品だということが伺えます。

Bouchon Comptoir Brunet

住所:23 Rue Claudia 69002 Lyon (最寄駅はメトロA線 Cordeliers)
営業時間:木〜月曜日 12:00 – 14:00 / 19:00 – 22:30
ウェブサイト https://bouchonlyonnaisbrunet.com/

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