セキュリテソシアルの加入【2018年度から変更あり】
この記事の目次
セキュリテソシアルとは
セキュリテソシアルとは社会保険のことで、このうち健康保険(assurance maladie)は高等教育機関に登録している外国人留学生も加入することになります。病院でかかった費用などの一部を負担してもらえるシステムです。
昨年までは有料で、しかも年齢制限などもあったのですが、2018年度からは何と無料化されました。年齢にかかわらず、すべての高等教育機関の学生の加入が義務となりました。(高等教育機関なので語学留学生は対象外です。)
今日、大学の登録が終わって在学証明書を発行してもらえたので、早速加入の手続きをしてみました。
セキュリテソシアルの登録方法
留学生の場合、登録はこちらのサイトからオンラインで行います。
https://etudiant-etranger.ameli.fr
アクセスするとなぜか英語ページに送られ、しかも英語ページは機能しない状態。
フランス語を選ぶときちんと表示されました。英語ページはおそらく今後作られるのではないかと思います。
(2021年12月現在、この問題は解決されているようです。フランス語以外に、英語、スペイン語、中国語、アラビア語に対応しています。残念ながら日本語はありません。)
登録の流れは次の通りです。
- 個人情報を入力する。
- 必要書類をアップロードする。
- メールアドレスの確認メールが送られ、リンクをクリックする。
- アカウントが作られる。
入力する個人情報
仕事をしているか、生年月日、国籍、姓名、生まれた国、住所、メールアドレス、電話番号を入力しました。
必要な書類
初めの登録時に必須の書類と、後で追加アップロードできる書類とがありました。それぞれ以下の通りです。初めの登録時に必須の書類がないとアカウントを作ることが出来ません。
初めの登録時に必須の書類
- 在学証明書
- パスポートのコピー
- 学生ビザのコピー
後で追加アップロードできる書類
- 戸籍の証明書(戸籍抄本と法廷翻訳のコピーを提出しました。)
- 滞在許可証(まだOFIIの手続きが終わってないため、後日アップロードします。)
- RIB(銀行口座もまだ作っていないため、こちらも後日アップロードすることにしました。)
無事にアカウントが作成され、今は書類の確認中というステータスになっています。確認が終わったらメールが来るそうなので、続きはまた後日追記したいと思います。
(2019年5月4日:以下追記)
仮登録証明書の発行
その後、10月18日付で仮登録証明書(Attestation provisoire d’affiliation à l’Assurance Maladie)が発行されました。お知らせメールが届き、自分のアカウントにログインしてダウンロードをします。
本登録が完了するまで、もし病院へ行く必要があれば、このAttestation provisoireを提示するようにとのメッセージが添えられていました。私は幸いにも病院へ行くことはなく、これを提示することもありませんでした。
謎のメール受信
仮登録証明書が発行されてから、待てど暮らせど動きがなく、そろそろオフィスへ出向いて問い合わせをしようかと思っていた頃に、謎のメールが届きました。そのメールが届いたのは4月9日。9月に手続きを開始して、4月の時点でまだ完了していないというゆっくりスペースです。
実はこのメールの内容が全くはっきりしたものでなく、フランス人の友人にも見せましたが、全く意味がわからないとのことでした。そのため、電話で状況を問い合わせることに。このメールで伝えたかった内容は、「本登録が完了したから仮登録証明書に記載の番号は無効になった」ということでした。メールには全くそのようには書いてなかったのですが…。
本登録が完了したお知らせは一切来ていなかったため、電話問い合わせの際に合わせて詳細を聞きました。すると電話やメールでは番号を伝えることができないので、オフィスに出向いて問い合わせするようにとのこと。謎のメールが届いてからまだ数日だったので、オフィスへ行くと長時間待つことになるのは目に見えているため、少し待って様子をみることにしました。
本登録完了&Carte Vitaleの申請
大学の年度末試験や課題などでバタバタしていたので、謎のメールから数週間経ちましたが、4月26日に健康保険証(Carte Vitale)申請用の書類が郵便で届きました。相変わらず本登録完了のお知らせ自体は来ていませんが、カード申請用紙が来たということは、登録は間違いなく完了しているということです。
申請に必要なものは以下の2点です。
- 証明写真(送られてきた用紙に貼り付け。用紙には署名も必要)
- パスポートのコピー
上記の2点を同封の封筒に入れ、切手を貼って送付します。
オンラインでも申請できるようなのですが、アカウント作成にコードが必要で、このコードは申請すると郵送されてくるため、用紙を送付した方が早いだろうという判断で郵送にしました。
Carte Vitale受領
申請書を郵便で発送してから待つこと1ヶ月近く。ようやく5月24日にCarte Vilateを受領しました。
大切なカードのはずだけど、普通郵便でポスト投函。私が住んでいるのは学生用レジデンスででキュリティも比較的しっかりしてるので無事に受け取れましたが、郵便の盗難などもあるフランス。追跡できる郵便のほうが安心なんじゃないかとは思います。
何はともあれ、これで万が一病気になっても普通の人と同じように病院へ行くことができます。病気にならないことが一番ですが。
2件のコメント
木村
こんにちは、初めまして。
私もこの新しいセキュリティソシアルの登録を2018/10月にして、仮番号を受け取って依頼なかなか進みません。
etat-civilのアップロードのところが何回やってもnon-conformeできます。
在仏日本大使館で発行依頼をしたavte de naissance と戸籍抄本原本を提出しています。
詳細の欄に書かれている内容ですと、これで大丈夫なはずなのですが、、、
日本大使館に聞きましてもいいはずという回答でした。
大使館発行のものではなく、法定翻訳でないといけないのでしょうか?
もし何かご存知なことがございましたらお教えいただければと思いご連絡させていただきました。
お返事いただければ幸いです。
Luna
はじめまして。
メッセージありがとうございます。
フランスの手続きは思うように進まないことが多いですよね。
Non-conformeは、アップロードしてすぐにその状態になるのでしょうか。それとも、先方が確認後にステータスがそう変わるのでしょうか。
前者でしたらシステムの不具合かと思いますので、電話で問い合わせてみられるのがいいかと思います。
後者の場合も一度問い合わせされた方がいいかもしれません。電話もなかなか繋がりませんが、ぜひ頑張って辛抱強くかけてみて下さい。
ちなみに、戸籍抄本にアポスティーユは付いていますか?CAFと記憶が混同して定かでないのですが、戸籍抄本にはアポスティーユが必要だったような気もします。
早く手続きが完了するよう願っております!