Carte TCL(旧Carte Técély):リヨンとその近郊で使える交通系ICカード
リヨンとその近郊で使える交通系ICカードが、Carte TCLというカードです。カードを購入して、そこにチャージする仕組みです。
1カ月定期を利用するにはこのカードが必要になり、留学でなくてもある程度の期間リヨンに滞在するのなら作ったほうがお得です。TCLが運行するメトロ、トラム、バス、そしてFuniculaireというケーブルカーが期間中乗り放題になります。いちいちチケットを買わなくてもいいので、とても楽ですよ。
ちなみに1カ月定期は1日から月末までとなっています。購入した日からではないので注意して下さい。
数日間の滞在の場合は、Carte TCLではなく回数券や24時間フリーチケット、7日間パスなどもあります。こちらは駅やトラム停留所の自動券売機で購入できます。
この記事の目次
Carte TCLの作り方
Carte TCLの作り方は2通りあります。リヨン市内のTCLの窓口で作るか、オンライン注文して郵送で受け取るかです。
私が購入した時はちょうど新学期が始まるタイミングで、窓口が大行列でした。そこでウェブで注文をしてみました。(28歳未満のフランスの学校に登録している学生対象の学割は、ウェブではできないようです。)
オンライン購入はこちらのサイトからします。
https://e-tecely.tcl.fr
ウェブ購入の場合に必要なもの
確認はとっていませんが、居住者でなくても郵便を受け取れる住所があればウェブで購入できそうです。必要な情報は以下の通りです。
- 名前
- メールアドレス
- カード送付先の住所
- クレジットカード(カード代5ユーロの支払いのため)
水曜日に注文して、その後2日間不在にし、土曜日の昼に帰宅した時にはすでに届いていました。
チャージ方法
カードを手に入れたら、今度はチャージをする必要があります。
チャージできるのは
10回分の回数券:16,90ユーロ1週間定期(月~日曜日までの固定):19,30ユーロ1カ月定期(1日~月末までの固定):63,60ユーロ
2021年11月追記
料金が変更になりました。
- 10回分の回数券:17,60ユーロ
- 7日間定期(初回バリデーションから7日間):20ユーロ
- 1カ月定期(1日~月末までの固定):65ユーロ
※ 28歳未満のフランスの学校に登録している学生は、学生料金があります。
チャージの方法は2通りです。
- ウェブでチャージして、街中の機械でバリデーションする。
- 駅やトラムの停留所にある自動券売機でチャージする。
ウェブチャージの場合、バリデーションしないと使えず、それをするための機械がある場所も限られているので、ちょっと不便ですね。特に理由がない限り、自動券売機でチャージした方が良さそうです。
チャージができたら、あとは使うだけ。
メトロの場合は改札から入る際にかざせばOKです。そうしないと入れないので、これは問題ないでしょう。
注意が必要なのはトラムやバスの場合です。機械にかざさなくても乗れてしまいますが、必ず毎回機械にかざして下さい。していない場合、検札に合うと容赦なく罰金になります。