霧の中のルクセンブルク|ベルギー・ルクセンブルク・フランス・イタリアを巡るタビナカの旅
ナミュールからメッスへは、リュクサンブール(ルクセンブルク)で乗換えが必要。せっかく電車を下りるし、行ったことがない国なので、立ち寄ってみることにしました。
この記事の目次
ルクセンブルグはこんな街でした
ルクセンブルク(フランス語ではリュクサンブール)って、名前を聞いたことはあるけどあまり知られていないのではないでしょうか。
私も、この旅で立ち寄ろうと思うまで、あまり知りませんでした。知っていた情報と言えば、お金持ちの国、公用語が複数あるということくらい。
地理的にはフランス・ベルギー・ドイツに囲まれたとても小さな国です。
ほぼ全員が4ヶ国語を話すマルチリンガルな国
ルクセンブルクの公用語は、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語の3つ。ほとんどの国民がこの3ヶ国に加えて、英語も話せるそうです。
短い滞在時間でしたが、フランス語で話しかけて通じなかったことはありませんでした。
ドイツ語は確認してませんが、街を歩いてるときれいな発音の英語が聞こえてきたり。英語も問題なく通じそうです。
公用語が複数ある国は、他にも知っていますが、ほぼ全員がその複数の言葉を使いこなすのは珍しいかもしれません。
ゴミが落ちてないきれいな街
フランスの街を歩いてると、建物はきれいなのに、道にゴミなどが散らばっていたり、微妙な臭いが漂っていたりということは日常茶飯事です。落書きも至るところにあります。
ルクセンブルクの市街地はきれいでした。フランスに慣れてる私は、違和感を感じてしまうくらい。
おとぎの国に迷い込んだ感覚
私が訪れた時は、細かい雨が降っていて、少し霧がかかっていました。
その効果も加わり、駅から市街へ向かう途中の橋の上から見える森は、まるでおとぎ話の世界でした。
そして日が落ちた後の市街も。向こうから馬に乗った王子様でもやってくるんじゃないかというくらいの雰囲気(笑)。
世界有数の金融都市でありながら、こんな風景にも出会うというギャップは、なんだか新鮮でした。
ルクセンブルク駅中の観光局
私が初めての街へ行ったときに大抵するようにしているのが、観光局(フランス語では Office de Tourisme)で簡単な情報を入手することです。
実はフランスだと多くの街では、街の玄関口と言ってもいい駅にない場合が多いんです。特に街の中心地と駅が離れている場合は、駅にあるととても助かるのですが、なぜか街の中心や主要な観光スポットの近くにしかないことが多いのです。
しかし、ルクセンブルグは駅内に観光局のデスクがありました。ここで旧市街まで歩いていけるのか、所要時間はどのくらいか、そして滞在時間が短いけど何を見るのがおすすめかを聞きました。
観光局(Office de Tourisme)で英語が通じないことはまずありません。自分では調べきれなかった情報が手に入ることもあるので、ぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。
ベルギーと並ぶチョコレートの国
大公宮御用達のショコラティエ
ルクセンブルクは、実はチョコレートでも有名です。
代表的なショコラティエは、やはり大公宮御用達のNamurですね。1863年創業という老舗です。
ルクセンブルクには、市内中心部や駅など6つのブティックがあります。また、この後行ったメッスの大聖堂近くにも、素敵なサロンドテ併設のブティックがありました。
日本には実店舗はありませんが、通販で購入することができます。どんな味なのか気になる方はぜひお試しを。
ナミュール日本サイト
http://www.namur.jp/
ナミュールの日本取扱店(リンベル)
http://www.ringbell.co.jp/namur/
大公宮の目の前のオシャレなチョコレートカフェ「CHOCOLATE HOUSE」
ルクセンブルクらしいかと言ったらそうでもないのですが、でもルクセンブルクでは有名なチョコレートカフェが、大公宮前にあります。その名もチョコレートハウス(CHOCOLATE HOUSE)。地元のおしゃれな若者たちにも人気のようで、私が行った時もとても混んでいました。
チョコレートももちろん有名ですが、地元の人たちにはケーキも人気のよう。サイズがとにかくすごくて、私はホットチョコレートだけ注文しました。
店内もとてもおしゃれでしかも落ち着きます。ちょっとした休憩をするのにおすすめのカフェです。
CHOCOLATE HOUSE of Luxembourg by Nathalie Bonn
住所:20, rue du Marché-aux-Herbes 1728 Luxembourg
http://chocolate-house-bonn.lu/en/
旧市街のみどころ
私は、電車の乗り継ぎ時間を長めにとっただけの非常に短時間の滞在時間だったので、旧市街を散策したのみでした。時間が無い場合、旧市街で特に見るべきものはこの2つでしょう。
ルクセンブルク大公宮の衛兵交代
衛兵交代と言えば、ロンドンのバッキンガム宮殿のものがあまりにも有名ですが、ルクセンブルク大公宮前でも衛兵交代を見学することができます。
しかも、ロンドンのように観光の目玉化していないため、人も少なめでゆったりと見ることができました。もちろん規模も小さいですが、凛とした衛兵の姿は見ていてやはり素敵ですよ。
1日数回行われますので、詳しい時間は観光局のオフィスなどで確認しておくといいでしょう。
ノートルダム大聖堂
ルクセンブルグのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)は、外観はなんとなくシンプルなつくりですが、外観に惑わされずにぜひ中へ入って見学してみてください。
最も印象に残っているのは、柱に細かい彫刻がされていることです。ルクセンブルクの滞在時間は短かったのにもかかわらず、ここには意外と長時間滞在してしまいました。
少し足を延ばせば、もっともっと見どころがたくさんあるルクセンブルグ。次回はゆとりをもった滞在日数にして、じっくり見たい街の1つです。