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14 juillet フランス革命記念日のニース

7月14日はフランス革命記念日。英語ではBastille Day(バスティーユ・デイ)日本ではパリ祭と呼ばれている日です。フランスでは、7月14日という意味の「14 juillet(キャトルズ・ジュイエ)」と呼ぶのが一般的です。この日はフランスの国民の祝日で、各地でお祝いの式典やイベントが行われます。

フランス革命記念日とは

フランス全国でお祝いされる14 juilletですが、その発祥は1789年7月14日にパリで起きたバスティーユ監獄襲撃事件です。そのため英語ではバスティーユ・デイと言ったり、フランスでは14 juilletと言ったりします。

世界史の授業でも習いますが、バスティーユ監獄襲撃は、絶対王政に終止符を打つフランス革命の発端となった事件です。歴史に疎い人でも名前くらいは記憶にあるのではないでしょうか。

翌1890年に、1890年7月6日法令(通称ラスパイユ法令)で7月14日を「Fête nationale française」という祝日とすることが決められました。7月14日はフランスにとって記念すべき日ではありますが、血みどろの事件の日でもあるため、議員の中には反対する人もいたそうですよ。

2016年7月14日にニースで起きたこと

フランス人にとって大切な日、14 juilletですが、3年前の2016年7月14日にニースで非常に悲しい事件が起きました。世界中で大々的に報道されたので、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

フランス革命記念日のこの日、事件現場となったプロムナードデザンクレには、花火を観るために多くの地元民や観光客が集まっていました。そこにトラックが突っ込み、86人もの命が犠牲になりました。

2015年11月のパリでのテロ事件から1年も経たないこの日に起こったこの事件、世界中が再び悲しみに包まれました。

ニースは私がフランスで初めて住んだ街。ある意味故郷のような存在でもあるので、このニュースに涙が止まりませんでした。このテロから半年後にフランス出張(正確にはブレジャー)の機会がありニースへも行きましたが、駅など人が多く集まる場所では、半年経っても厳戒な警備体制だったのをよく覚えています。

2019年のニースのフランス革命記念日

今年のフランス革命記念日7月14日は、偶然にもニースでの2ヶ月間のインターンの期間と重なり、ニースで過ごすことができました。

2019年のニースでのフランス革命記念日のイベントは、2日間に渡って行われました。

7月13日 – 花火

革命記念日の花火は多くの自治体で14日の夜に打ち上げられます。ニースも以前は14日の夜でした。

2016年のテロ以降、ニースは革命記念日の花火を中止していましたが、今年2019年から再開。しかし14日ではなく13日の開催となりました。被害者家族のアソシエーションからの要望による日付変更だそうです。

2016年までと同様、プロムナードデザンクレやビーチには多くの人が集まりました。計60,000人もの人出だったそうです。花火はアンジェ湾沿いのビーチのどこからでも見られるので、多くの人出でしたが、混雑した感じは全くなく、ゆっくりと鑑賞できましたよ。

7月14日 – パレード & ニース・フィルハーモニー管弦楽団コンサート

パレード – Défilé républicain

翌7月14日には、同じくプロムナードデザングレでパレードが行われました。パリのシャンゼリゼ大通りで行われるパレードと比べると小規模ではありますが、国の安全を守っている色々な職業の人たちの姿を一度に見られるというのは中々珍しい機会で何とも楽しいです。

プロムナードデザングレでは、パレードの観客用に小さいフランス国旗も配布され、私もニース市民に混ざってトリコロールの旗を振りながら鑑賞しました。このトリコロールの旗は、記念に持ち帰ってお部屋に飾っています。

ニース・フィルハーモニー管弦楽団の野外コンサート – Concert du 14 juillet

21時15分からは、ニース・フィルハーモニー管弦楽団による追悼コンサートが行われました。会場は、7月16日から19日まで開催されるニース・ジャズフェスティバルの会場「アルベール1世公園(Jardin Albert-Ier)で、屋外でのクラッシックコンサートです。

入場は無料、事前にニースオペラ座でチケットを受け取っておくようにとの案内がありました。オペラ座のチケット売場は平日のみの営業で行けないため、ニース観光局に問い合わせると、週末は会場の入口にあるジャズフェスティバルのチケット売場で受け取れるとのこと。しかし土曜日に行ってみたら、当日(日曜日)14時からしか配布しないと言われ、結局日曜日の14時に受け取りに出直すことに。何ともフランスらしい対応です。もし旅行中などにこういったことがあっても、イライラしたりせず辛抱強く情報を求め続けることが、フランスを楽しむコツかもしれません。

滅多に雨の降らない夏のニースですが、開始直前に雨が降ってきたり、風がとても強くて楽譜が飛ばされ、ボレロを一部省略しての演奏になるというハプニングはありましたが、とても素敵なコンサートでした。屋外でスピーカーを通して聴くため、音質はもちろん微妙でしたが、こんな雰囲気のコンサートもまた楽しいですよ。

昨年11月に亡くなったフランシス・レイのUn homme et une femme(シャバダバダ♪の曲です)などクラシックではない曲もあったり。

コンサートの最後には2016年のテロの犠牲者の冥福を祈って、全員で1分間の黙祷を捧げ、空へ86本の光のプロジェクションがされて、この日のイベントは終了となりました。

自分の記録も兼ねてコンサートのプログラムも掲載しておきます。

プログラム(ニースオペラ座のウェブサイトより抜粋)

  • Rouget de Lisle
    La Marseillaise
  • Georges Bizet
    L’Arlésienne
    Prélude, suite n°1
    Minuetto, suite n°1
    Intermezzo, suite n°2
    Farandole, suite n°2
    Carmen, suite n°1
  • Francis Lai
    Itinéraire d’un enfant gâté
    Les yeux noirs
    Un homme et une femme
    Love story
  • Maurice Ravel
    Boléro
  • Calogero
    Feux d’artifice

革命記念日の花火

ニース、パリに限らず、7月14日またはその前後には、フランス各地で革命記念日の花火が打ち上げられます。

もしこの時期にフランス旅行をするのであれば、きっと滞在先の近くで花火があるはずですので、ぜひ調べてみてくださいね。

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