フランス大学院留学

キャンパスフランスの面接 – 大学出願の場合

そろそろ2019-2020年のフランスの大学出願の準備を本格的に始める人もいる頃でしょうか。今年出願予定の人の参考になればと思い、昨年の面接の様子をご紹介したいと思います。

キャンパスフランスのオンラインフォームへの情報入力や書類提出が終わり、利用料の支払いを済ませると、次は面接の予約です。 オンラインフォームの使い方や支払い、面接予約については、キャンパスフランスのサイトに説明があったり、個別にメールをすれば教えてもらえたりするので、ここでは詳しいことは省略したいと思います。

一方、キャンパスフランスでの面接については、受けた人の経験談などしか参考になるものがないので、私の場合の面接内容をご紹介したいと思います。出願するコースや経歴によって内容は変わることもありますので、参考程度に面接の準備に役立ててもらえると嬉しいです。

ちなみに、私が出願したのは、観光学(Tourisme)の修士課程1年目(M1)です。学士3年目や修士に出願する方には結構参考になるかもしれません。

オンラインで提出した書類の原本の確認

予約の時間になって呼ばれると、まずはオンラインフォームで提出した書類の原本の確認があります。書類の確認も面接官が行いますが、ここのみ日本語で行われました。

面接官がスムーズに確認できるよう、オンラインフォームに表示される順番通りに書類を重ねて準備していくと、印象アップになりますよ。順番がメチャクチャで面接官の気分を害したという話もよく聞きます。

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面接(フランス語)

書類の確認が終わると、面接に入ります。事前に案内があるように、大学に出願する人は面接は全てフランス語で行われます。私の時は面接官は日本人でしたが、フランス人の場合もあるようです。

はじめに「リラックスして下さいね。」と仰ってくれたのですが、やはり緊張します。ただ、進んでいくうちに緊張もだんだん解れていきました。

私の面接で質問された内容を以下に書いておきますので、参考にして下さいね。なお、オンラインフォームで提出した書類に書いた内容と矛盾しないよう、十分注意して下さい。

高校からの学歴

高校以降の学歴を教えて下さいと質問され、高校の卒業年、大学入学と卒業の年と大学での専攻について答えました。

過去のフランスの滞在歴

3カ月以上のビザを取得してのフランス滞在歴がある場合は詳細を聞かれます。
私の場合は、以前に7カ月間の語学留学をしていたので、

  • 留学していた期間(年・月)と留学目的
  • 留学していた都市名
  • 留学先の学校名

を答えました。

DALF C1を取得した年

大学への留学の場合は、英語での受講コースを除き、大学が指定するレベル以上のフランス語力があることを証明する必要があります。
私はDALF C1を取得していたので、その旨と取得した年を答えました。

必要なレベルや証明方法は、大学や出願するコースによって異なりますが、
大抵の場合は 学士ならDELF B2、修士ならDALF C1を取得しておけば問題ないはずです。

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志望動機

志望動機については、以下の2点を聞かれました。

なぜ観光学を学びたいのか

大学卒業後から旅行業界で働いていたので、なぜ旅行業界の道を選んだのか、なぜ仕事を中断して勉強したいと思ったのかについて話しました。なぜ勉強したいのかについては、業界の現状や将来についての課題も織り交ぜて話しました。

なぜ学士ではなく修士から始めたいのか

何年もの旅行業界での経験があるため、修士課程が自分のレベルには適していると思うということを説明しました。

ディプロム取得後の計画

ディプロム取得後の計画については、かなり細かく聞かれました。正直なところ、修士号取得後の具体的な計画ははっきりと定まっていない状態だったのですが、その時点でぼんやりと頭にある計画を、ぼんやりした計画だという印象を与えないようにしながら答えました。

ディプロム取得後はフランスに残って働きたいのか、それとも日本へ帰国するのか。そして、会社勤めをする予定なのか、独立するのか。特にこの2点を細かく聞かれたような印象でした。
ちなみに私は、日本へ帰国する予定だが、フランスの観光に関わる仕事をするつもりなので、頻繁にフランスへ行くことになるだろうということ。そして、まずは会社勤めをして経験を深め、いずれは独立することも念頭に置いているということを答えました。

なぜフランスを選んだのか

最後に、なぜ日本や他の国ではなく、フランスで学びたいのかと聞かれました。

まずは、個人的にもフランスが好きで、フランスの観光に関わる仕事をするつもりなので、フランスで学ぶ必要があるということを答えました。さらに、フランスは世界一の観光大国で、観光業については学ぶものが沢山あるため、ということも付け加えました。

キャンパスフランスでの面接後

キャンパスフランスでの面接内容は、面接官によって全て入力され、キャンパスフランス内での確認が終わると、いよいよ書類と共に出願する大学へ送られます。結果はオンラインフォームの個人ページに表示されますが、早いところでゴールデンウィーク明けくらいとのことでした。私の場合、3月16日に面接を受けて、1つ目の返事が4月25日でした。思っていたより早く来ました。

キャンパスフランス経由の大学からの合否通知については、こちらの記事にまとめています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。

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2件のコメント

  • ちぇろ

    夜分遅くのコメント失礼致します。私は、三月にcampus franceを通してフランスの大学への正規留学を計画しております大学生です。今出願の締め切りに向けて手探り状態で準備しています。そのようなところでluna様のブログを発見いたしました。大学出願の際の手続きに関してどうしても分からないことがありまして、luna様に質問させて頂くことは可能でしょうか?お手数をおかけいたしますが、どうか宜しくお願い致します。

  • Luna

    ちぇろ様、コメントありがとうございます。私でわかることでしたら、お力になれたら嬉しいです。後ほどメールをお送りしますね。

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