リヨン光の祭典2021のイルミネーションを見てきた!混雑を避ける裏ワザも
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コロナ禍で開催された光の祭典 – Fête des Lumières
2021年のリヨン光の祭典は、開催直前に新型コロナウィルスが再び大流行し始め、一部では2年連続の中止かという噂も流れた状況でしたが、厳重な感染予防措置のもと無事に開催されました。ただ、海外からの観光客の姿はほとんどなく、例年よりも静かな雰囲気でした。
メインの会場となるプレスキル地区や旧市街などは、屋外であってもマスク着用が義務。また、会場および周辺の路上での飲食は一切禁止とされたため、Vin chaud(ホットワイン)やMarrons chauds(焼き栗)などを販売する露店の出店や、レストランのテイクアウト販売もないというお祭り感に欠ける4日間となりました。
その代わりに、ローヌ川左岸のマレシャル・リヨテ広場に飲食会場が設けられていました。少数ながらフードトラックが並び、衛生パスの提示を条件に飲食できるよう取り計らいがされたのですが、会場区域内ではないためかここも閑散としていました。
写真で振り返る2021年のイルミネーション6選
今年は3日間かけて一部の会場を巡りました。例年に劣らず素晴らしいものもあれば、正直なところ少し拍子抜けするインスタレーションもありましたが、その一部を写真でご紹介します。
Place des Terreaux テロー広場
2021年のテーマ:Le lapin dans la lune(月の中のうさぎ)
Place des Jacobins ジャコバン広場
2021年のテーマ:Les Lumignons du Cœur
Cathédrale Saint-Jean サン・ジャン大聖堂
2021年のテーマ:Iris(ギリシャ神話の虹の女神イーリス)
Colline de Fourvière フルヴィエールの丘
2021年のテーマ:Visions(ヴィジョン)
Parc de la Tête d’Or テットドール公園
2021年のテーマ:La créature du lac / Vegetal’lum
Berges du Rhône ローヌ川左岸
2021年のテーマ:La Rivière(川)
光の祭典イルミネーション巡り、リヨン在住者が教える裏ワザ
2021年はコロナ禍での開催ということもあり、例年より少ない人出でしたが、普段は思うように進むこともできないくらいの混雑となるリヨン光の祭典。実は、リヨン在住者なら皆知っている混雑を少しでも避けてイルミネーションを観る裏技があります。
光の祭典の期間は4日間ですが、ほとんどのインスタレーションで初日の前日にリハーサルが行われます。これが、本番直前のリハーサルなので、本番と同じように行われるのです。ほとんどの会場が屋外、しかも誰でもアクセスできる場所にあるため、前日の夜のリハーサルを狙って観に行けば人混みを避けることができます。
リハーサルの時間はインスタレーションによりまちまちですが、2021年の場合、サン・ジャン大聖堂は19時から、テロー広場では21時から行われました。この時間は告知されませんが、前日の日没後にプレスキルや旧市街を散策すれば、いずれかを観ることができるでしょう。
2022年こそは新型コロナウィルス蔓延も終息し、いつも通りの光の祭典が楽しめるようになることを願うばかりです。